Framerの表示速度とパブリッシュ速度が2倍に向上したアップデートを実証。データ転送量を最大70%削減するBrotli圧縮やマルチCPU処理による高速化の仕組みと、現場でLCPスコアを改善するための設定手順を解説します。

Framerサイトの表示速度に悩んでいませんか
せっかくデザインを作り込んでも、読み込みが遅ければユーザーは離脱します。Googleの検索順位にも悪影響を及ぼすため、表示速度の改善は避けて通れません。今回の検証では、Framerが実施した「サイト表示速度およびパブリッシュ速度の2倍高速化」アップデートの恩恵を、日本のネットワーク環境で測定しました。わずか3分で理解できる設定のコツと、Lighthouseスコアを劇的に改善するためのアプローチを共有します。
パブリッシュ処理を高速化するマルチCPUの仕組みと検証
Framerのサーバー側で静的HTMLを事前レンダリング(SSG)するプロセスが強化されました。以前は100ページを超える大規模サイトのパブリッシュに数分かかっていましたが、今回のアップデートでサーバーの複数CPUを同時に稼働させる並列処理へと進化。実際に弊社で150ページの検証用サイトをパブリッシュしたところ、わずか5秒で処理が完了しました。
パブリッシュの手順は非常にシンプルです。
キャンバス画面(Canvas) → 右上メニュー → 「Publish」ボタンをクリックします。⚠️ 日本語の全角文字をテキストレイヤーに多用している場合、パブリッシュ時に一瞬レンダリングが引っかかる挙動を確認しています。全角スペースの消し忘れがないか事前に確認してください。
📸 [ここに:FramerのCanvas画面で、右上にある青い「Publish」ボタンを赤枠で囲んだスクリーンショット画像を挿入]
パブリッシュ確認ポップアップ画面 → 変更内容入力エリア → 「Update」ボタンを押します。⚠️ 英語UIの「Update」ボタンを押した直後にブラウザを閉じると、サーバー側の並列処理が中断されて古いキャッシュが残る原因になります。処理完了の緑色のチェックマークが出るまで、画面は開いたままにしてください。
📸 [ここに:パブリッシュ確認ポップアップ画面で、右下の「Update」ボタンを赤枠で囲んだスクリーンショット画像を挿入]
Brotli圧縮によるデータ転送量30%〜70%削減の効果
もう一つの大きな進化が、テキスト圧縮アルゴリズム「Brotli」の全面採用とキャッシュ化です。従来のGzip圧縮と比較して、BrotliはHTMLやCSSのファイルサイズを劇的に小さくできます。弊社で検証した結果、サイト訪問者に送信されるHTMLデータ量が30%から70%も削減されました。さらに、圧縮されたデータがグローバルCDNに直接保存されるため、アクセスがあるたびにサーバー側で圧縮し直す無駄なプロセスが発生しません。
この恩恵を最大限に受けるための、Lighthouseスコア(特にLCP:最大視覚コンテンツの表示時間)の確認手順です。
PageSpeed Insights測定画面 → URL入力欄 → 「分析」ボタンをクリックします。⚠️ 日本国内のサーバーからアクセスする場合でも、FramerのCDNは最寄りのエッジサーバーから配信されます。しかし、初回アクセス時はキャッシュが未生成のためスコアが低く出ることがあります。必ず3回以上連続で測定し、キャッシュが効いた状態の数値を検証してください。
📸 [ここに:PageSpeed Insightsの測定画面で、LCP(Largest Contentful Paint)のスコア表示部分を赤枠で囲んだスクリーンショット画像を挿入]
測定結果画面 → パフォーマンスセクション → 「LCP」項目を確認し、以前のサイトと比較して2倍近く高速化されているかチェックします。
向く人:画像やテキスト量が多い、10ページ以上のコーポレートサイトやメディアサイトを運営する事業者。
向かない人:1ページのみで、かつ画像アセットを一切使わない極小規模なランディングページ(元々のデータ量が小さいため、劇的な変化は体感しにくい)。
補足:公式の最新情報
Framerの仕様は頻繁に更新されるため、最新 of 英語公式ヘルプも併せて参照することをおすすめします。
まとめ & アクションプラン
Framerの高速化アップデートにより、特別なコーディングやサーバー調整をすることなく、世界最高水準の表示速度を手に入れる環境が整いました。しかし、Framerのポテンシャルを最大限に活かすには、画像の最適化やフォントの読み込み設定など、日本国内向けの細かなチューニングが欠かせません。設定ミスによってSEOスコアを落としたり、余計なEditor権限の付加で意図しない課金が発生したりするリスクもあります。
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